教育

『世界に通じる子を育てる』を読んで実践してみたこと

世界に通じる子を育てる』を読みました。

 

サラッと読める本ですし、家でそのまま実行できるものがあるので、読んだその日から少しずつ取り入れていきました。

「yes/no」で答えられる質問をしない

これは育児書でもよく言われていますね。私も初めて聞いたわけではありません。でも「知っている」ことと「出来る」ことは違います。わかっていてもなかなか出来るものではないんですよね。特に朝の忙しい時間帯に子どもとゆっくりコミュニケーションなんて、そんな余裕はないです。でもだからといってこのままで良いわけはないので、幼稚園のあとのおやつタイムに取り入れることにしました。とにかく子どもにしゃべらせて私は聞く係。なかなか忍耐が必要ですが(笑)、最後まで付き合うようにしています。
じっくり聞いていると、面白い言葉の使い方をしたりと、思わず吹き出してしまうこともあるのですが、なかなか良い習慣だなと思うようになりました。

併せて注意をするときも「yes/no」で答えられないように注意をするようにしました。具体的には、例えばお茶をこぼしてしまったとき、「そんなところにお茶を置いちゃダメでしょう!わかった?」と言えば、子どもは「うん、わかった」としか言いません。なのでアプローチを変えて「何をしてたらお茶はこぼれたの?」と聞くようにしました。
すると「テレビを見ながらコップを取ろうとした」や「コップをテーブルの端に置いてたから」と自分の行動を客観的に説明するようになりました。
そして「じゃ、どうしたらお茶をこぼさないようになる?」と問いかけると、自分で考えて「コップを取るときは顔をコップの方に向ける」とか「コップを端には置かない」といった具体的な解決策が出てくるようになりました。もちろんいきなりこぼさなくなる訳ではありませんが、最近は「あ、コップをテーブルの真ん中に置かなきゃ」と、コップを移動させるようになりました。

プレゼンは小さい頃からの積み重ね

おやつタイムに子どもの話を聞いているとき、これは一種のプレゼンの練習だな、と思うようになりました。友人が今ニューヨークにいて、お子さんが地元の幼稚園に通っているのですが、園児は幼稚園のころからみんなの前で発表する機会がことあるごとに与えられるそうです。「プレゼン」と聞くとアップルの新作発表の時のような大がかりなものをイメージしてしまいますが、よくよく話を聞いてみると、内容は大げさな物ではなく、週末にしたことや、好きな本の話など身近な内容で、時間も一人1~2分だそうです。アメリカでは、みんなプレゼンが上手で慣れているイメージがありますが、最初からみんな上手なわけありません。この時期からの積み重ねがあるんですね。

我が家では幼稚園にあがってからというもの、よその家と比較するようになり、「○○が欲しい」と言うことが増えたのですが、プレゼン方式でそれが欲しい理由や、買った後の約束事などを言ってもらうようにしました。「誰々が持っているから」という理由では買ってもらえないことを学んだ我が子は、最近は「○○が欲しい」とは滅多に言わなくなったのですが、サンタさんにちゃっかりお願いしており、なかなか親の思うとおりにはいきませんね(苦笑)。

この本には、他にも実践できそうなことがあるので、それを取り入れたらまた記事にしますね。先ほども書きましたが、サラッと読める本なので、気になる方は是非お手にとってみてください。

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