最初に「腑に落ちる」という感覚を味わったのは、講座を始めて2週間程経った頃、エタノールの酸化反応で「酸化」とは「水素が取れること」と教わった時です。
私の今までの知識は「酸化」=「酸素が付くこと」だったのですが、
視点を変えて「酸化」=「水素が取れること」と知った時は、
「そういうことなのか!」と、まさにストンと降りてきました。
そして再び「酸化・還元」。
「酸化と還元は人間の身体でも起きています」という管理人さんの言葉で、以前勤めていた化粧品会社の研修の時のことを思い出しました。
「お肌の酸化防止のために、水分をたくさん取ることが必要です。化粧水はそのためのものなのです」とうい講師の言葉。
肌が老化するのは酸化していることが原因で、それは肌の水分が失われているからなのね!と今さらながら腑に落ちました。
化粧品会社では頻繁に「肌の酸化」という言葉が使われていましたが、そういうことだったのか。
今の私だったら「『酸化』というのは水分が失われていることで、それを補うために化粧水を使うんですよ」と教えるだろうなぁなどと思いながら、酸化・還元の単元を勉強していました。
何より、自分が化学の知識を使って、自分の言葉で人に説明していることを頭の中で想像している、ということに驚きました。
管理人さんが、ビデオの中で「人に説明できるようになって下さい。頭の中の”ヒロシ君”にわかるように説明して下さい。」とよく言っているのですが、こういうことなのかしら?
ちなみに、化粧品会社では売り場ではなく、事務方で総務をしていました。売り場に立っているBCさんほどしっかりしたメイクは求められなかったけれども、肌の状態やメイクはそれなりに気を付けていました。というのも、一度同僚が適当なメイクで社内を歩いていたら、先輩に「あなた、そのメイクで化粧品会社に勤めています、なんて言わないでよね。恥ずかしすぎるわ!」と注意されているのを目撃してしまったから。でもそのおかげでメイクが大好きになりました。