ブックレビュー

『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと』を読んでみた

初めての実ジョブを納品したあと、しばらく放心状態になってしまい、勉強に手がつかなくなってしまったため、気分転換もかねて読みたいと思って購入していた「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」を読みました。

ちきりんさんのことを初めて知ったのは多分10年ほど前、中国にいたときでした。どういう経緯でちきりんさんのブログにたどり着いたかはもう忘れてしまったのですが、わかりやすい言葉で的確に物事の本質を書いていて、以来、ずっとブログをフォローしています。

「等価値交換取引」と「共同プロジェクト取引」

気分転換で読み始めた本なのですが、なかなか面白かったです。
ちきりんさんが実際にご自宅をリノベしたしたときの経験が書かれているのですが、その中で「等価値交換取引」と「共同プロジェクト取引」についての解説がありました。

「等価値交換取引」とは、日常的な買い物に代表されるような、お弁当を現金で購入するという、等価値である2つのものを売り手と買い手が交換するものです。
「共同プロジェクト取引」とは、売り手と買い手が共同して価値を生み出して、生み出された価値を両者で分け合うという取引です。ちきりんさんは「医療」を例として挙げています。
「具体的にどういうこと?」と気になる方は本を手に取ってみてください。

これを読んだとき、翻訳という仕事も「共同プロジェクト取引」なんだな、と思いました。
私の場合、クライアントとの間に翻訳会社が入っているので、クライアントと直接やりとりをすることはないのですが、クライアント側は用語集や参考資料を用意してくれますし、それに対して私たちは翻訳という技術を提供しています。
特許事務所のインハウス翻訳者として働いていている場合、その色がますます強くなると思います。クライアントと直接やりとりをしますし、実力があれば調査をしたり明細書を書くこともありますから。

この講座も「共同プロジェクト取引」ですよね。
受講料を支払えば翻訳者になるためのスキルがそっくりそのまま手に入るわけではないことは分かっていますが、私はそれが一体どういうことなのか深く考えたことはありませんでした。今回この「共同プロジェクト取引」という概念を知ったことで、改めて講座に対する関わり方を考えるようになりました。管理人さんが「ブログを作ってくださいね」というのも、共同プロジェクトにおいて必要なプロセスだからですし、自分で考えることをしないで「教えてちょうだい」ではダメだということです。

ちきりんさんの他の書籍もオススメです

ちきりんさんはたくさんの本を出版されています。
私は今回購入した本以外に紙の本、Kindle版を5冊持っています。

Kindle版はこちらの3冊を持っています。

自分が読んでも面白いのですが、子どもにオススメです。読みやすいし、そして考えさせられるからです。ご自身も中学生でも読めるようにわかりやすく書くようにしている、とブログに書いてました。

また「お受験に効くちきりん本」で書いていらっしゃいますけど、受験の問題文として使われているそうですよ。この記事は2013年に書かれたものですが、それ以降のTwitterで「今年もちきりん本から出題されましたよー」というつぶやきが何度もありました。
これからは読解力や思考力を問う問題がどんどん増えていくでしょうから、受験を控えているお子様がいるご家庭は、読んでみてはいかがでしょうか?

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